控えめ外観は、(ありがちな)イタリアの国旗もなく、
遠目にはヘアーサロンかとも思えるような佇まい。
出来た当初から、ずっと気にはなっていたが、ずっと行けなかったお店。
先日、ランチに伺ってみた。
こじんまりとした店内は、程よい間隔でテーブルが配置され、狭さは全く感じない。
よく磨かれた木の床と白い壁が気持ちよく、
テーブル、イス、調度品、内装の全てが控えめで好感が持てる。
ランチは、以下の3セット。全て、プリフィックスで数種類の中からセレクトできる。
Aセット(1,000) 前菜、パスタ、パン、コーヒー
Bセット(1,200) 前菜、メイン料理、パン、コーヒー
Cセット(1,800) 前菜、パスタ、メイン料理、パン、コーヒー
メイン料理を見て、迷わすCセットをオーダー。
前菜は、茹で卵とマッシュルームのミモザ風サラダ
思いのほか、ヴォリュームがあってうれしい。
野菜もシャキシャキしているし、ドレッシングもおいしい。
パスタは、豚肉とほうれん草、ジャガイモのペペロンチーノ
Aセットより、少なめに盛られているとのことだったが、十分楽しむことができた。
パスタの食感も素晴らしく、塩加減も絶妙。なにより、ゴロゴロとした豚肉が旨い。
メイン料理は、仔羊とジャガイモ、インゲンのトマト煮込みローズマリー風味
言われなければ、牛肉かと思ってしまうくらいに臭みもなく、
よく煮込まれていてとても柔らかくておいしい。
ヴォリュームもあって、食べ応えもある。
トマトのソースで、パンもおいしく食べちゃった。
全体的に、内装と同じく控えめで上品な味付け。
それでいて、物足りなさは全く感じない。
素材の良さ、旨さを上手に生かしている。
そして、どの料理も野菜に力強さがみなぎっている。
味わいと歯応えがしっかりとしていて、野菜本来の味が堪能できる。
まるで、上品は和食を食べたような食後感。
控えめで、上品で、居心地が良い。
非常に気に入った。こんな店なら、早く言ってくれ!
夜も絶対行こう。とても、楽しみだ。